決算後に失望売りで下げ続けたが、
5000円台半ばから反転し出しました。
野村が空売り中
https://karauri.net/6612/


【日経ビジネスから抜粋】
最後発ながらレッドオーシャン市場でシェアを奪取したのは
日本コカ・コーラだけではない。
家電メーカーのバルミューダもそんな1社だ。
まるで浮いているかのような操作性――。
バルミューダが20年11月、
新たに参入したコードレス型のスティック掃除機。
最大の「売り」は使い勝手だ。
ゴミを吸い込むヘッド部分に2本のブラシを搭載し、
それぞれが内側に回転することで床との摩擦を低減。
さらにヘッド部分は360度回転できるようにした。
これらの技術を組み合わせて「ホーバークラフト」のように
浮いているような操作性を実現したという。
市場想定価格は5万9400円と、英ダイソンなどが得意とする高級ゾーンの商品。
これまで調理家電などを手掛けてきたバルミューダにとって大きな挑戦だったが、
「引き合いは好調」とマーケティング部の半澤直子部長。
具体的な販売台数は「非公開」としながらも、
取扱店舗数は「20年末の約500店から21年3月末には約800店に拡大する予定」と明かす。
03年設立のファブレス家電メーカーであるバルミューダ。
独自構造の羽根で自然の風を再現する扇風機や
スチーム機能を備えたトースターなどを相次いで投入し、
大ヒットにつなげた。
パナソニックや三菱電機など大手に加え、
ダイソン、アイリスオーヤマなど参入が相次ぐ市場で存在感を高めている。
そんなバルミューダが新たに参入した掃除機の開発は、18年末に始まった。
「掃除機を作ってほしい」という消費者からの声を受けた寺尾玄社長自身が、
掃除機は取り出すのさえ面倒なのに
「動かせるのも前後だけ」という不満を感じたことがきっかけ。
雑談の中でメンバーに疑問を投げかけたところ、
デザイナーの1人から2本のブラシを使うアイデアなどの提案があった。
トントン拍子で開発にゴーサインが出たという。
実は、こうした過程を経て商品化されるのは掃除機だけではない。
バルミューダが新規参入する商品のほとんどは、
寺尾社長とデザイナー、エンジニアからなる
数人のチームでの雑談から生まれている。
いかに感情が動くかを追求
プレゼン資料を用意する必要はなく、
市場調査などのマーケティング活動は一切しない。
必要に応じてモックアップ(試作品)を作成する程度だ。
「自らが消費者目線で、現状の不満を解消していくアイデアが求められる」
(半澤部長)という。
単なる改善では意味がない。
アイデアを出した後、実際に開発するかどうかを決める上で重要な基準は
「開発者自身が消費者として
『驚き』や『面白さ』といった感情が動かされるかどうかにある」
(半澤部長)。
そうした感情が、最終的に多くの消費者に共感を呼ぶことができれば、商品は売れる。
固定概念を抱いたままでは、驚きや面白さは生まれない。
バルミューダの開発チームは、消費者の想像を超えられそうなアイデアだけを検討する。
今回の掃除機の場合、自由自在に動かせるという使い勝手によって、
今までの消費者が抱いたことのない感覚を実現させられると踏んで商品化に至った。
バルミューダにとって新規商品の開発は狭き門で
「アイデアが通過し開発にゴーサインが出ても商品化されるのは1割程度」
と半澤部長は話す。
「我々のやり方はまだまだ展開できる。新しいジャンルの製品を切り開きたい」
20年末には東証マザーズに新規上場を果たした
バルミューダの寺尾社長はこう意気込みを語った。
調達した資金は成長投資につぎ込み、
25年までに複数の新分野への参入を目指す計画。
消費者の想定を超える驚きを目指し、
「内なる顧客」と向き合っていく。